営業一筋だったサラリーマンが、なぜデータサイエンスを学ぼうと思ったのか。
もちろん、DX時代の到来を感じたことも大きな影響は受けています。
「この先いつまで今の営業スタイルが通用するのだろう?」や、「もっと効率よく見込み客にアプローチしたい」と考えたのが、データサイエンティストの仕事に興味をもった始まりでした。
1. アラフィフでのキャリアチェンジへの挑戦
データを使ってもっと効率よく、AIやデータを使ってもっと楽に、とかいろいろ考えて、グーグル検索‼
いろんな記事がヒット!!!!
- 「未経験からのデータサイエンティストは無理ゲー」・・・・的な記事、動画多数!
- 「サイエンティストの厳しい実態」・・・・的な記事、動画多数!
- 「データサイエンティストになるための勉強法」・・・的な記事、動画多数!
いろいろ視聴し、前向きに3番を選択して深堀り。
「最初に取るべき資格3選」的な動画を沢山視聴し、自分基準で”最大公約数”に目標設定。
- 統計検定2級 一般社団法人日本統計学会認定
- 基本情報技術者試験 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)実施
- G検定 一般社団法人日本ディープラーニング協会(JDLA)実施
「資格より実務経験が大事」とか「資格とっても意味がない」などいろんな声はあれど、せっかく学ぶので、形あるものが欲しいとの思いで受験をすることにした。
まず「G検定」を選んだ理由は、3つのなかで1番面白そうだから とシンプルです。
2.G検定(ジェネラリスト検定)とは
一般社団法人日本ディープラーニング協会のHPには、以下の記載があります。
ディープラーニングの基礎知識を有し、適切な活用方針を決定して、事業活用する能力や知識を有しているかを検定する。
つまり、AIを作ることではなく、「活用するための知識」を身に着けることと理解。
文系サラリーマンのとっかかりとしてはちょうどいいかも、と思った。
3.学習のスタート:実際の勉強方法
まずはテキスト選び。
●「これ1冊で最短合格 ディープラーニングG検定ジェネラリスト要点整理テキスト&問題集」
これ1冊で最短合格 ディープラーニングG検定ジェネラリスト要点整理テキスト&問題集 第2版 [ 山下長義 ] 価格:2,750円 |
「題名に惹かれた」という安直な理由でしたが、これは秀逸でした。
事前知識ほぼ0(ITパスポートと統計検定3級くらい)のおじさんには、難易度、分量ともちょうど良かった。おすすめです。
試験はWebで、時間との勝負(いろんな記事で)らしい。問題に慣れておかなきゃ始まんないと思い、下記問題集も使用。時間切れで1周しかできなかった。
徹底攻略ディープラーニングG検定ジェネラリスト問題集 第2版 [ 明松 真司 ] 価格:2,310円 |
覚えられないことをノートに書いて持ち歩き、隙間時間で「繰り返し想起」を慣行。錆びついた脳にタタキこみました。
ちなみにノートはこんな感じ。
左ページをみて内容を想起、右ページで確認の繰り返し。
細切れ時間で少しずつ覚える作戦です。
約3週間で、毎朝出勤前の1時間と土日で3時間程度、プラス細切れ時間で、30~40時間の学習時間だった。
最初はちんぷんかんぷん、苦戦しましたが、自作ノートを活用した細切れ時間対策でどうにか追いついた感じでした。
4.合格! ここからスタート
なんとか初回で合格(2021年3回)しました。
2021年11月受験、12月合格証(オープンバッジ)が届きましたでした。
データサイエンティストへの長い道のりの第一歩、ここからスタートしました。
2023年9月現在、まだまだですが、これからも頑張っていこう‼
5.最後に G検定合格の効果とこれから
- 「G検定」はとっても意味がない
- 実務では使えない
- 転職市場で評価されない
など、さまざまな意見があるのは承知です。本当にそうでしょうか。
確かに試験に合格しただけでは、自己満足にしかならないかもしれないですね。でもG検定を勉強したことによって、
- お客さまにこんな提案ができるかも?とアイデア出しに役に立つ
- AI関連のビジネストレンドの話題が、ダイタイわかるので、お客さまとの会話もラク
- 技術系メンバーとの会話がスムーズ ⇒それどういうこと?ときき返すことが減る
など、効果はいろいろありました。
G検定を取得しただけで、仕事や転職で大きなアピールになることは確かになさそうです。アピールというよりは、これからの時代、ベースになる知識ではないでしょうか。新聞やニュースでも分からない単語が減ってとてもラクになりました。
私にとっては、リスキリングのスタートとなった意義のある資格です。
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